しのはら歯科医院
院長 篠原 勇輝
略歴
- 平成19年
- 明海大学 歯学部 卒業
- 平成19年
- 歯科医師免許証取得
- 平成20年
- 明海大学
歯科臨床プログラム 終了 - 平成20年
- 医療法人岸田会 入社
(非常勤) - 平成24年
- 明海大学大学院歯学研究科
歯科放射線学専攻 卒業 - 平成24年
- 医療法人岸田会 入社
(常勤) - 平成27年
- 医療法人岸田会 退社
- 平成28年
- オーク坂戸歯科 入社
(非常勤) - 平成28年
- オハナ歯科クリニック 入社
(非常勤) - 平成29年7月
- しのはら歯科医院 開院
ごあいさつ
ディズニーが大好きです。大人げもなく、ディズニーランドに行くとワクワクします。
さて、ディズニーの経営方針をご存知でしょうか?
「ハピネスを提供する」この一言が全てのサービスの根源です。
ディズニーではこの「一言」を実現するために大まかな流れが決まっています。
まずは「安全」を第一優先にする事。震災があった際、ゲストの安全を守るために売店のぬいぐるみを無料で配り、頭を守ってくださいと指示をしたキャストがいたそうです。マニュアルに書いてある訳ではありませんが、日頃からゲストの安全を守る使命がしっかりと育ってる証拠ですね。
次に「礼儀正しさ」。ゲストを第一に考え、高いクオリィティのサービスを提供します。
続いて「ショー」。乗り物やイベントなどのゲストを楽しませる工夫をします。
さいごに「効率」です。
しのはら歯科医院でも同じ優先順位で患者さまにハピネスを提供出来るようにがんばっています。
「安全」「礼儀正しさ」「歯科業務」「効率」。この順番は歯科医院でも遵守されるべきものだと考えています。
制服や医院の壁紙がディズニーなのは、この心を忘れないようにするためでもあります。
子供たちの未来の為、患者様の笑顔の為、笑顔のあふれる医院でお待ちしています。
院長:篠原 勇輝
マイヒストリー
進むべき道に迷っていた
大学~大学院時代
歯科部を卒業し国家試験に合格すると晴れて医師免許は取得できるのですが、一人前の歯科医師として診断を行う為には、一年研修(インターン)が必要です。しかし、一年研修(インターン)を終えたとしても、実際には実力などほとんどないわけで、勤務しながら腕を磨くか、大学病院の講座で専門分野を学ぶかを決め、自分の考える理想の歯科医師像を目指していくしかありません。ただ、私は迷っていました。
家が裕福でもなく、頼る人もいない。そんな中、写真部とバドミントン部の顧問をしていた教授とのご縁で、大学院に進学し、歯科放射線学を専攻する事になりました。一般的な歯科クリニックでは手に負えない症例を診断するのが歯科放射線科目の役割です。症例の見立て、診断能力はここで磨かれました。
並行して歯科医院でのアルバイトを始めたのもこの頃です。衝撃的な経験の連続でした。勤務先の1つの大滝村(現在の秩父市大滝)は、いわゆる無医村でとてものどかな村でした。患者層も高齢者が大半で、毎日が義歯との戦いです。徐々に入れ歯の治療が得意になりましたが、このことが後に自分の道を選択する際の大きな迷いの元になるとは、まったく思っていませんでした。
きっかけは、顔も名前も知らない親子との出会い
歯科放射線科での診断能力を磨き、患者さんのために身を尽くす心構えは身についたと思います。ただ、意識としては目前の治療をこなすだけで精一杯でした。
人生を変える劇的な出会いは突然訪れます。
その日はとにかく疲れていました。「あと一件で今日の診療は終了だ」と考えながら往診車を降りると、たまたま子連れのお母さんが近くにいました。子供が好きなので、いつも歯科医院で配っているバルーンアートをプレゼントしたところ、素敵な笑顔でとても喜んでくれたのを今でも覚えています。
それを見て不思議なことに一気に疲れが吹き飛びました。「小児歯科をしっかりやろう」。顔も名前も知らない親子との一瞬の出会いが私の進むべき道を決定しました。審美歯科、歯周病の手術、歯内療法の種々など様々な経験を経た上での答えです。
お子さんが歯医者さんを好きになってもらうために
大切にしたことは、ずっと練りに練ったミッションを遂行できる歯科医院を作るということでした。
私たちは、子どもたちの未来を紡ぐために、心を育てる治療を目指します。無理矢理抑え付け、お子さんが疲れるのを待って治療すれば確かに虫歯は治ります。
しかし、それでは次には繋がりません。次に繋がらないということは再び同じことを繰り返すこと、これでは本当に治療したとは言えません。その子の未来は閉ざされてしまいます。
いかに歯医者さんを好きなってもらえるか、小児歯科の治療、行動療法、小児心理学を学ぶ中で出会った一つの鍵が「ディズニーの理念」でした。
「GIVE HAPPINESS(幸せを提供)」。人々に幸せを提供するのに、正解とされる手法はなく、常に探求し続けていくという考えです。もともとディズニーは好きですが、その哲学に出会い感銘を受けました。私も一方的に治療するだけでは無く、関わる人みんなで幸せを紡ぐこと。そのために出来ることを地道に一つずつ追及し続けた結果、現在の医院理念とコンセプトに辿り着きました。
あなたと幸せを紡ぐために
正直な話を言いますと私は最初、歯医者になろうと思っていたわけではありませんでした。家庭環境やお金の問題などで無理だろうと考えていたからです。運よく祖母の畑を売って学費を捻出してもらえましたが、だからこそ金銭感覚は2世歯医者と違って狂っていません。これからも無理に高い治療などを勧めず、その人に合わせた治療で幸せを一緒に作りあげる、そんな歯科医院を目指し続けたいと思います
最終的には医院の中でバルーンアートを配って子どもたちと戯れる。そんな、地域に親しまれるおじさんになりたいと思っています。