小児の虫歯の治療

虫歯治療

左下の奥歯に小さな虫歯があるとの主訴で来院されました。

3歳の女の子で歯医者さんは初めてです。

どんなことをされるのか、とても不安だったと思います。

しのはら歯科医院では心を育てる治療を心がけています。無理矢理治療しても、次に虫歯になってしまったら嫌がってしまい、連れてくるお母さんも大変ですし、何より歯医者さん嫌いの子供になってしまいます。

今回は治療に入る前に2回ほど「tell show do」という歯医者さんの練習をしてから治療に臨みました。「お話をして(これからやること、器具がどういった役割のものなのか)、実際にやって見せて、最後に触ってもらって」と恐怖心を取り除く訓練をしました。

最初は椅子にすら座ってくれませんでしたが、先生との遊びながら「tell show do」をする事で、徐々に緊張もほぐれ、とても上手に出来るようになりました。これから先も、この子は歯医者さんは恐くない、楽しい所と思ってくれるようになれば、これ以上の治療の成果はありません。

最後に治療した症例の紹介をします。

小さい虫歯があるように見えます。しかし、実際は子供の虫歯は急性虫歯で大人の慢性虫歯と違って進行が早く、中で大きく虫歯になっているケースが多くあります。

虫歯の治療を始めると、予想通り中の方で大きく虫歯になっていました。

虫歯をキレイに取り除いた状態です。子供の急性虫歯の場合は虫歯の色が黒ではなく黄色なので、健康な歯と見分けがつきずらい場合があります。虫歯を染め出して、取り残しがないかどうかチェックをします。

CR(コンポジットレジン)という虫歯を取った後の詰め物を詰めておしまいです。

治療もスムーズに進み、10分程度で終わりました。

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